住宅設計は完璧を目指さないほうがいい！？こだわりが不便につながることも
完璧な住宅設計は逆効果の結果を生むことも
希望を完璧に満たした住宅設計を目指すと、ムダが生じやすくなる現実があります。例えば、ガーデニングスペースを用意したのにほとんど使わなかった、ベランダが使いにくく機能していない、などの話は少なくありません。こだわりを多く取り入れるほど、問題が発生する確率が高くなると考えてください。日差しを取り込むために窓を多く設置したら、日差しが強くなりすぎて冷房が効きにくくなった、窓の掃除が大変になった、などの問題はよく起こっています。
ムダな設備を除外していくことは、注文住宅のコストを抑える基本です。使用しないデッドスペースにおいても、土地代がかかっている現実があります。注文住宅の間取りは住んでから不要だったと気づくことが少なくありません。こうしたミスを防ぐためにも、よく家族で相談したうえで詰めていきましょう。あとから不便を感じてリフォームをするにしても、その分の出費が生じてしまいます。
空きスペースに設備を設置するうえでの注意点
注文住宅の設計をしているとき、デッドスペースになりそうな空きスペースが生まれたとします。こうしたスペースを有効活用するには、水回りの設備を設置する方法が王道です。例えばトイレが1つしかないと、誰かがトイレを我慢する不便が生じる可能性があります。家にトイレが2つあれば、朝の忙しい時間帯などに重宝するでしょう。ただし無理に設備を設置することで、逆に不便が生じるケースもあります。二階の空きスペースにトイレを設置したら、真下の寝室に水を流す音が聞こえてしまう、といった問題が発生することがあります。間取りで失敗しないためには、実際に暮らしている状況をいかに詳細までイメージし、住宅設計に反映させていくかがポイントです。
大阪の注文住宅は、人口が多い土地柄、縦長の狭小住宅を建てる人が多いです。そのため、狭小住宅が得意な業者が多いのも特徴です。